フラボノールの摂取で特に喫煙者の膵癌リスクが低下 [フラボノイド]
たまねぎやブロッコリーなどに多く含まれるフラボノールの摂取が、特に喫煙者における膵癌の予防に有効であることを示すデータが、米ハワイ大学などのグループによりAmerican Journal of Epidemiology(166: 924-931)の10月15日号に発表された。
対象は、ハワイとカリフォルニアで行われたMultiethnic Cohort Studyの参加者18万3,518人。1993~96年の登録時に定量的食物摂取頻度調査票を用いて3種類のフラボノール(ケルセチン・ケンフェロール・ミリセチン)の摂取量を推定し、膵癌発症との関連を検討した。