糖尿病のネコのために [獣医学]
BDの日本支社のHPによると、「BDロードーズ」(U-100インスリン用・30U未満投与用/0.3ccシリンジ)は1種類しかなく、1目盛り1単位のものしかありません。
しかし、これですと、うちのタマのように、0.25〜0.4〜0.5等という1回量の微調整はし難いです。ランタス=グラルギンは、その長時間作用がpH依存性なので、10倍希釈して(=1目盛りを0.1に見立てて)微量投与するという訳には行かないので、なおのことです。
ところが、1目盛り0.5のシリンジが有り、0.5が確実なら、0.4はシリンジのピストンを押さずに「回す」ようにして、針先から小さく1滴を絞るようにすれば、0.4を調整可能ですし、目分量とは言いながら、0.5を2等分して0.25も比較的調整しやすいです。少なくとも1単位を目分量で1/4にするよりはまだ正確です。実験室用のマイクロシリンジを使う訳に行かない以上、そういう選択肢が欲しいところです。
BDはアメリカで0.5単位の製品を出しています。以下はアメリカのBD社HPの画像です。
それどころか、この自社シリンジを用いた糖尿病ネコ・イヌ個別の注射のコツや治療に関する詳細を説明したHPまで設けています。紹介しておきます。
BD USA "Learning Center Home : Diabetes in Cats"
http://www.bd.com/us/diabetes/page.aspx?cat=7001&id=7359
「ネコへのインスリン注射の仕方」(写真による紙芝居とミニ解説)
日本BDではこの製品の取り扱いが無いので、このHPの日本語版はありません。英語が苦手な方のために、繁体字=漢字なら読めるかと、台湾サイトも見ましたがダメでした(笑)
しかも、この製品は国内の30Gよりわずかに細い、31Gです。痛みもより少ないはずです。
以上は、次のサイトから輸入できます。
Diabetic Promotions:http://www.diabeticpromotions.com
ちなみに、100本一箱で、BD社は$23.59(3箱以上はさらに割引)、USPSの航空便で、送料が$19.95ですから、合計価格を100で割ると、53円/本程度ですから、動物病院からロードーズを買うのと同等か、それより安価で買えます。まとめ買いなら更に安価になります。
また、これは輸入不可能ですが、話題の「グルコ・ウォッチ」です。
非侵襲的に血糖がモニターできるのはいいですね。早く類似品が日本でも買えるようになって欲しいです。いくつかのメーカーが着手しています。ネコでの使い方には一工夫要るでしょうが(笑)
コメント 0